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↑前回は、熊本ラーメンにインスパイアされた味噌ラーメンの店を書いた。
今回は、東京で本場の熊本ラーメンを食べられる店を紹介します(^o^)v
「桂花」は熊本に本店がある、熊本ラーメンの元祖の店で、今回紹介する新宿末広店は、東京で最初の熊本ラーメンの店と言われています☆
本店は1955年(昭和30年)に久富サツキ氏により創業。
新宿末広店は「熊本ラーメンを国民食にしたい」という思いから1968年(昭和43年)にオープン。
熊本ラーメン(というより桂花)というと、無骨なラーメンというイメージだけど、創業者が女性だったのが意外ですね(゜O゜;
桂花のHPなどに、笑顔で料理している写真がよく見られます◎
店内に掲示してある当時のメディアの情報によると、その頃ラーメンと言えば北海道が人気で、九州ラーメンというのが珍しかったらしい。
(というより僕自身、熊本ラーメンというと、何となく異端なイメージがある)
東京は様々な地方出身者がいるため、その人達に郷土料理が人気だったそうです( ゜ρ゜ )
↑桂花拉麺(ケイカラーメン)
桂花の全ての店舗にある基本メニュー。
具は、チャーシュー2枚・味付玉子・メンマ・茎ワカメ・わけぎ(ネギみたいなの)がデフォルトで乗っている。
麺は九州ラーメンらしく細めで、独特のザラつきのある硬めの食感だ。
通常でも細めだが、さらに細麺バージョンも選べる。
桂花と言えばスープに浮いているマー油です。
何と桂花が発祥だそうです(;゜0゜)
ニンニクを主とした香辛料をラードで揚げて作った香味油のことで、スープの臭みを消しコクと風味を高める効果がある。
ルーツは台湾にある調味油で、「魔法の油」を語源に桂花の2代目によって名付けられたとのこと。
豚骨と鶏ガラをベースとした白く乳化した白湯(パイタン)スープと合わさり、旨味が染み込むお味です(*´ー`*)
古くからあるラーメンらしく、荒削りだが素朴さもある味です。
店内は豚骨臭があり、第一印象でギトついた感じもあるが、しつこさは全く無く、慣れるとそんなに気にならないです◎
↑つまり、より強力な大魔王ゾーマのようなラーメンがある。((((;゜Д゜)))
↑太肉麺(ターローメン)
太肉(ターロー)と呼ばれる豚ばら肉の角煮と生キャベツがどっさり乗った、インパクト大のラーメン☆
元々熊本の本店にはないメニューで、東京に進出する際に開発されたらしい。
太肉(ターロー)という名称は中国料理にはなく、創業者が名付けたもので、桂花の商標登録商品だそうです。
東京の人から見ると、桂花といったらむしろ太肉麺の方が馴染みがあるかもしれない。
タレが染み込んだ太肉は旨味がぎっしり。
ホロホロな食感で、口に入れると脂身の部分は溶け、肉の部分も自然にほぐれます(*^¬^*)
欲を言えば、もう少し大きかったら嬉しかった( ´△`)
お腹いっぱいで栄養もしっかり取って欲しいという、「医食同源」の想いから開発されたそうですが、当時はこのような具沢山のラーメンは珍しかったそうです。
ラーメンは店によって味が微妙に違うらしい。
その地域の常連さんを裏切らないために、味を維持しているとのこと。
店によっては限定のメニューもあるので、食べ歩くのも面白そう☆