ユウスケの食べ歩き日記

美味しいお店紹介します

珈琲文明のイベント「丸山珈琲の丸山健太郎氏がやってくる!」に行ってきました☆

yuusuketabearuki.hatenablog.com

↑過去に、僕がいきつけの喫茶店「珈琲文明」について書いた。

その珈琲文明で、丸山健太郎氏を招いたイベントが行われたので行ってきました☆


珈琲文明のマスター赤澤氏は、「丸山珈琲」で丸山氏の元で修行し、今もコーヒー豆はそこから仕入れているそうです。


赤澤氏によると、丸山氏は1年の大半は海外にいるそうですが、吉か不幸かコロナの影響で海外に行きずらくなったため、今回のようなイベントが実現したとのこと(゜.゜)


f:id:nyuusuke:20211023195903j:plain

↑参加者には名物「文明ブレンド」と冊子が提供されました。
やっぱりこのブレンドが一番おいしい♪



僕は恥ずかしながら、「丸山珈琲」という店も「スペシャルティコーヒー」という概念も、珈琲文明に行くようになってから知ったのです。

もっと言うと、趣味で食べ歩きのブログを書いてますが、「食」に関しては素人で、美味しい喫茶店に行くのが好きですが、家ではインスタントばかりです(^o^;)
珈琲についても本を読んで勉強したりした訳ではなく、知識もかじった程度です。
(20代の時にドトールで1年くらいバイトしたくらい)


でも、だからこそ実際に活躍してる方のお話をナマで聞いた方が、得られるものがあると思ったのです!
本を読むのが遅いから、勉強会とか公演会に足を運ぶのも、勉強の1つのやり方です♪

「知らない世界を知りたい」的な動機で参加しましたが、当日もカフェの起業を目指してる方より一般の方が多かったので、あまり緊張はしなくて済みました(^_^)


赤澤マスターも丸山珈琲が有名だと知らないで弟子入りしたそうです\(^^)/

[asin:4396617232:detail]



お話は、表からはあまり見えない珈琲の裏話がかなりあり、大変興味深かった。



今は素材にこだわるのは当たり前だけど、昔は少し違ったそうです。

スペシャルティコーヒーのような良い豆を使うと、「良い珈琲が出来るのは当たり前」「素材に逃げた」と批判されたそうです。
今では考えられない風潮ですね!

当時は焙煎のやり方にこだわることばかりが注目されてたが、丸山氏は焙煎は普通にやる(正しい手順)のが一番で素材が大事。という結論に達したとのこと。
これがスペシャルティコーヒーに繋がるんですね(^_^)v


驚いたのは、丸山氏はもともと珈琲が好きではなかったのです。
でもスペシャルティの珈琲なら、美味しく飲めると感じたそうです。



また、普段あまり見えない生産者に関するお話もありました。


忖度やヤラセなしで珈琲豆の品評をやったところ、スーツを着た有名な生産者ではなく、貧しい泥だらけの生産者の豆が高い点数が付けられ、今まで分かってたつもりで分かってなかった事が発見されたそうです。

また、このような素晴らしい生産者は先住民系の虐げられてる立場だったり、ワインや他の生産者に比べて軽く見られているというのは、色々と考えさせられました。

珈琲の農園というと、大きい林みたいなのを創造しがちですが、このような方々の農園は、家の裏にある広場のような広さだというのも驚きました。


以前、珈琲文明でホンジュラスという国の珈琲を飲みましたが、そこのカングアール村は世界最貧の村だそうです(;゜゜)



他にも珈琲業界の裏話も多々あり、かなり濃い時間でした。

中には珈琲業界の闇に関するお話もあり、さすがにここでは書けません(笑)


僕は丸山健太郎氏を最近知ったのですが、とんでもないイベントに参加したのかもしれない・・・(汗)



yuusuketabearuki.hatenablog.com

↑僕のブログでは、なぜかこの記事が一番アクセスが多い。
家系ラーメンの紹介です。

記事の最後で、スープを工場で作るのは批判されるけど、麺を製麺所で作るのはマニアでも語り草になる。
線引きは何だろう?
料理が美味しければいいのではないか?

と疑問を書きました。


イベントの最後に質疑応答の時間があったので、丸山氏と赤澤氏に思いきって、聞いてみました( -_・)?


丸山氏によると、大手のセントラルキッチンでやることで、ちゃんと管理できるから良い面もある。
大事なのはあくまで美味しい珈琲になるかどうか、とのこと。

赤澤氏によると、焙煎はやるとハマりそうだからやらないとのこと。
茶店は総合プロデュースなので、ハマると全体が見えなくなるので、自分ではやらないそうです。
また、個人でやるより大手でやった方がおいしくなる場合もあるとのこと。


過去の記事で、「美味しくなればいいのではないか」と極論を書きましたが、あながち間違いではなかったかも!?
(もちろん一概には言えないけど)



また、赤澤氏からお話がありましたが、「スペシャリティ」ではなく「スペシャルティ」が正しいそうです(◎-◎;)

イギリス英語かアメリカ英語かの違いで、意味的にはどちらも正しいですが、「スペシャリティコーヒー協会」というのはUCCが始めたもので、今ある「スペシャルティコーヒー協会」はより統一されたものだそうです。


過去記事で「スペシャリティ」と書いてしまってたので、急いで「スペシャルティ」と修正しました(笑)




お話の中でも、「珈琲は世の中の縮図」というのがありました。

「珈琲」をきっかけに、世の中について考えるきっかけになったと思うので、有意義な時間でしたm(__)m