ユウスケの食べ歩き日記

美味しいお店紹介します

中野 大勝軒 (中野)

つけ麺の発祥は諸説あるらしいが、その中でも大勝軒(たいしょうけん)は、メディアにもよく登場する超有名店だ。


大勝軒といえば、「ラーメンの神様」と呼ばれた故・山岸一雄氏の東池袋店があまりに有名で、この中野店を知らない人は多いと思う。
(2007年に東池袋店が一度閉店した時に、5時間並んだのは軽い武勇伝です☆)

実は中野店は、山岸氏が東池袋店を立ち上げる前に働いていた店なのです!


中野 大勝軒は昭和26年(1951年)に、坂口正安氏と彼の親戚である、山岸氏によって立ち上げられた店です。
その後、昭和29年(1954年)に代々木上原店を出して、そちらが本店になり坂口氏が移ったため、山岸氏が中野店を任されたそうです。
東池袋店はその後、昭和36年(1961年)にオープンする。

つまり東池袋店が1号店ならば、中野店は0号店といったところだと思う。



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↑もりそば

甘酸っぱいスープは大勝軒らしいが、東池袋店系と比べると、控えめで素朴な味。
麺の量も少なめなので、中盛りでも普通に食べられた。


実はつけ麺は、狙って開発されたメニューではないのです。

元々、山岸氏が余った麺をスープを入れた湯飲みに、ざるそばのように食べていた賄い食だったのです。
それを見たお客さんが「俺もそれ食べたい♪」と言って提供したのが始まりだそうですq(^-^q)



(余談)

過去の記事でも書いたが、

yuusuketabearuki.hatenablog.com

1月に長野県の志賀高原にスキー旅行に行った。

実は、志賀高原の一ノ瀬エリアのホテルに、何と大勝軒が冬季限定でオープンしていたのだ!


何でこんな山奥に大勝軒が出来たのかというと、山岸氏は志賀高原のある山ノ内町の出身だそうです。
さらに、上に書いた坂口正安氏が立ち上げに関わった、荻窪の「丸長」という店の5人の立ち上げメンバーも皆、坂口氏を含めて山ノ内町の出身だそうです。

つまり、出身地に店を出したいという山岸氏の残した夢を、お弟子さんが叶えたということですね。(;つД`)


当時はラーメン専門店ではなく町中華だったそうで、それを再現するためにメニューも豊富だ。

志賀高原店を立ち上げたのは、お茶の水店を立ち上げた方で、お茶の水店はカレーも出していて、神田カレーグランプリで優勝もしている。

中でも気になるのが、長野県特製の味噌を使ったラーメンとつけ麺だ。


ラーメン好きとして当然気になったので、行ってみたら、ホテルが団体客の貸し切りだったので、営業してなかった(T_T)
不覚だった!

次に志賀高原に行けるのは何年後になるやら・・・・・。